宇宙の歴史を一年で表す
ちょっと前に話題になったのがあったけど、現在を12/31 24時としていて、それは宇宙原理的にどーなの、と思ったので、宇宙の終焉を12/31 24時として計算してみた。
宇宙が今後どうなるのかはよくわかっていないが、一応有力らしい「平坦な宇宙」モデルで、最終的に「熱的死」を迎え、それは10^18年後であるとした。これが一番早かったというのもある。
1/ 1 0:00 1.8e-16秒 インフレーションとかが色々終わり、初めて原子核ができる
宇宙的短時間でイベント発生。漢数字による位取り法では一瞬息八弾指秒というよくわからんくらい早い時間。というかこの前にも実に様々なイベントがあるのだが、(普通は)あまりおもしろくないと思うので割愛。
1/ 1 0:00 7.569e-06秒 原子核と電子が結合し、原子ができる(宇宙の晴れ上がり)
水素とヘリウムができたらしいです。こちらは七微五繊六沙九塵秒ですが、やっぱりよくわからん。
この間、星や銀河や銀河団など、いろいろできる
星は重要ですよね。宇宙といえば星!みたいなとこありますからね。
1/ 1 0:00 3.154e-03秒 我々の銀河系が誕生
「トップをねらえ!」で殴り込んだあたりができたのがこの頃。
1/ 1 0:00 0.2870秒 太陽系、地球誕生
年明け1秒を待たずして太陽系ができました(笑) すげーぜ我らが太陽!
1/ 1 0:00 0.4320秒 現在
もう現在になっちゃった(笑) 早すぎるよ(笑)。
1/ 1 0:00 0.6307秒 太陽が赤色巨星になるべく、膨張を開始
もうそろそろ地球には住めなくなりそうです。まだ1秒経ってませんが。水星と金星は膨張した太陽に飲み込まれ、蒸発してしまいます。
この頃の太陽はちょっと暗いようです。引きこもってピザでも食ってるんでしょうか。
1/ 1 0:00 0.6717秒 膨張しきった太陽が収縮を始める
収縮しますが、太陽的には元気を取り戻して輝き始めます。カーチャンが死んでから一念発起して就職でもするのでしょう。
1/ 1 0:00 0.6749秒 太陽、再び膨張する
しかし、幸せな時間はわずか0.003154秒しか続かないのです。今度はさっきよりももっと膨張します。そしてもっと暗くなります。現在の地球軌道までが飲み込まれますが、この頃の地球は今よりも太陽から離れた軌道を回っているらしいので、飲み込まれることはないようです。でも生物はもう生きてられないでしょうね。
膨張しきった太陽は脈動変光星となり、徐々に燃料を使い切って、最後は燃え尽きて白色矮星へ
太陽「燃え尽きたぜ……真っ白にな……」
誠に残念ですが、まだ他にも星はあるので、めげずにいきましょう。
様々な恒星が燃えては爆発したり、燃えかすが集まってまた星になったりする
生々流転って感じですが、燃料の絶対量は減っていきます。
1/ 1 0:00 31.54秒 すべての恒星が燃え尽きる
31秒で燃え尽きちゃったwwwww
あとは冷えるだけです。
12/31 24:00 0.00秒 宇宙が完全に冷え切る
なんと365日のうち最初の31.54秒を除いた時間はすべて冷えることに使われてしまうようです。
最終的にはエントロピーが最大の状態になり、これ以上何も起こらなくなります。熱力学の第二法則から、何かが起こるためにはエントロピーが大きくなる必要があります。もうこれ以上大きくなれないので、つまり何も起こらない、それが宇宙の熱的死なのです。
作ってみて思ったけど31秒で終わってしまうのでは確かに面白くない。太陽の一生に合わせるくらいが、矮小な人間の尺度としてはちょうどいいのかも。