ダイナミックブートローダ

Google Chromeは、起動時にはとりあえず画面を出し、初期化処理はバックグラウンドで行なうことで、ユーザへのレスポンスを高めているという。
こういうの、OSでもできないのかなぁ。最近はSplash Topなど、マザーボードにほぼ瞬時に起動するLinuxを積んでいて、Webブラウズやメール、Skypeくらいはできちゃったりする。これができるんなら、Chromeと同様にとりあえず画面を出し、OSとしての初期化処理はバックグラウンドで行なうとかできないんだろうか。
OSとしての初期化処理で何をやっているのかよくわからないけど(たぶん設定とデバイスドライバのロードがほとんど?)、PCを使う人のほとんどが使用するアプリが「とりあえず起動」できるなら、それ以外の特殊なデバイスを使えるようになるまでが遅くなったところで、大した問題ではないような気がする。
まぁ実際にやろうと思うと難しいんだろうけど。GoogleOSの話は昔からよく噂になるけど、出すんなら、Chromeの技術を援用してこういうの作ってくれたら便利なんだけどなぁ。

追記(2009/03/18)

Chromeについての話は Chromeはなぜ速いのか − @IT から。うろ覚えだったけど遅延させるのは初期化処理じゃなくてモジュールロードか。

 応答性を良くするための工夫は数多いが、典型的なのは起動シーケンスの工夫だという。Chromeは起動時にchrome.exe、 chrome.dllのほか、設定ファイルを読むだけで、ひとまずウィンドウを描いてしまう。実際にWebページを開くのに必要なサブモジュールは数多いが、きわめて少ない処理で、ユーザーには起動したように見せる。これにより、ユーザーはすぐに操作を始めることができる。

Chromeはなぜ速いのか − @IT