haves and have-nots

おカネあるのに使わない高齢者 それが若者の低賃金を生む : J-CASTニュース

第一生命経済研究所が、2005年7月5日にまとめたレポートだ。それによると、04年度末の個人金融資産約1400兆円のうち、30歳代以下は1割にも満たない。ほとんどが中高年で、うち5割強を60歳以上が占めている。団塊世代を含む50歳以上だと、8割にも達するのだ。現在は、資産総額が約 1500兆円に増えているが、担当の主席エコノミストの熊野英生さんによると、こうした傾向は変わらないという。

おカネあるのに使わない高齢者 それが若者の低賃金を生む : J-CASTニュース

その50歳以上の人々の中での個人金融資産額の分布はどうなってるんですかね。中央値を取ると低額なんじゃないですか?
なんでも若者のせいにしようとする論調にはうんざりだが、だからといって老人のせいにして対抗するのもどうか。
本当に世代間格差が敵なのか? 結局「カネを持ってる奴が使ってない」というだけの話だろう。
このJ-CASTの記事の元となった記事の方では、

「若年層がお金を使わないから景気が悪くなる」という論調に、あまり根拠がないことがうかがえる。

【転送】年齢階層別の金融資産保有割合をグラフ化してみる - ガベージニュース

というのが主なポイントで、高齢者にカネを落とさせるということについては、「これについては今回の記事の主旨からは外れるので省略させてもらう」としている。
「若者が消費しない」のが不況の原因では無いのははっきりした。では誰が消費すべきなのか? カネを握っているのは誰か? 「50歳以上」などとあまりにも大雑把すぎる括りではなく、具体的なターゲッティングが必要なのではないのか?


マスコミ・広告業界の上の方の人々が「消費すべきヒト」に属するのは確かだと思うけどなぁ。消費をあおるためのメディア自体を握ってるヤツらの消費をあおるのはかなり難しく、それこそが財の偏在の原因だと思うのだが。