格ゲーと楽器演奏

  • 覚えなきゃならない用語が多い
  • 習得しなきゃならん技術が多い
  • それらを当然のように要求される

てな感じで、格ゲーは敷居が高く感じる。ただ撃って避けてればいいシューティングよりも、余程初心者には辛いと思うんですがどうなんでしょうか。楽しみがわかるようになるまでが長いというか。いや、俺自身は楽しみがわかるようには全然なってない、というか正直ヘタすぎてツマランわけなんで、これは予想でしかないですが。
まぁ「文句があるならやるなよ」ってとこなんでしょう。ユーザの間で楽しみを共有できていれば、別に新規ユーザがそんなに増えなくても構わないでしょうし。


と、ここまで書いて、じゃぁ楽器演奏はどうなんだ?と思った。これだって、

  • 覚えなきゃならない用語が多い
  • 習得しなきゃならん技術が多い
  • それらを当然のように要求される

のは変わらんだろう。
俺の場合、楽しみがわかるようになるまでは、なんか楽器を触って音が出てるだけで楽しかった。それだけで、十分練習するモチベーションになった。それに、吹くたびにどんどん色んな音が出せるようになり、色んな曲が吹けるようになった。自分にとって未知のものに触れ、resultがある、ということが楽しいのだろう。
つまりそういうことなのか。別にパッドを触ってキャラクターが動くことに、いまさら目新しさは感じない。適当に触っても、なんだかボコられるだけで、なんらresultがない。そこが俺にとっての、楽器演奏と格ゲーの大きな違いなのか。
この違いはどこから来るのか?というと、どう考えても指導者の存在だ。楽器は先輩が(かなり能動的に)教えてくれた。それによって、日々成長できた。格ゲーには先輩はいない。従って成長要因をどこかから持ってくる必要がある。
成長要因には、「人に教えてもらう」か「自分で調べる」かしかない。教えてもらうほうが練習者の効率は高いが、教えるほうとしては面倒くさいだけだ。余程その練習者に格ゲーをやってもらいたい!と思っていなければ、まず大抵のプレイヤーは嫌がるのではないか? 一方で楽器演奏の方は、ソロでやるならともかく、合奏主体であれば、練習者が使い物になるように、教えようとするモチベーションが指導者のほうにある。つまり、利害が一致しているため、指導者がいることになる。


結論としては、指導者なしで何か新しいことを始めようと思ったら、それ相応のモチベーションを自分で盛り上げないと続かないよ、ということか。なんだか当たり前のことだなぁ……
それに、その「当たり前のこと」を、いちいち回りくどく考えなきゃわからん俺は相当の甘ちゃんだということだ。あーあ('A`)