前の続き――数値の存在条件

  • モノがもつ特徴が特徴だと判断されるためにはそれを持っているモノと持っていないモノの2つが必要.
  • ある性質を数値化するためには互いに異なる2つの基準を定め,その間を適宜量子化する必要がある.

∴ある特徴が存在し,数値化できるための十分条件は,その特徴を持っていないモノ,持っているが程度が低いモノ,持っていて程度が高いモノの3つが存在すること.
つまりディラックの海(?)からまろび出た原初の火の玉宇宙は唯一無二だったので,現在知られているあらゆる性質を論ずることができない.そこに「ない」モノと「ある」モノの2つは考えることができるので「存在する」という特徴は捉えられるけれども,その質量,エネルギーなどの程度は考えることができない.つまり存在するか,しないかの1bitで表現できる.
ところで全宇宙に存在する素粒子の数は10^80個ほどだとか言う話を聞いた.それらの相互作用やら確率分布やらを考えたりしたら計り知れない数字になるのだろうけど1bitからそんなものが派生できるのだろーか.
訳若芽(・ω・)