ロージナ茶会ちゃんねる 電子出版編を視て

読書感想文のようなタイトルだなw

視た。以下、(「無教養」な自分なりに)気になったところ。


教養について。多分、動画中の分類に加えてもう1つあると思う。

  1. 性向を基にした、ある特定のコミュニティにおける基礎知識(趣味の集まり・その目的に合致した知識)
  2. 人格的なもの(些細なことで腹を立てない)
  3. 必ずしも性向を一にしない、社会で共有される基礎知識(家族、町内会、学校・会社、社会生活を営むためのルールに対する知識、雑談を可能にする程度の広範な雑学)

動画中では1,2に言及されていて、dankogai氏は3の意味で捉えているような気がする。3の意味での「無教養者」を差別する風潮はそのまま人権問題に繋がりかねず、危険。
白田先生の主張は「1ならむしろ必要だよね」ということだと思う。ごく当たり前のことのように感じる。
2は正直よくわからなかった。
しかし例えば、内田樹先生の話でフランス文学がどうの、といったくだりでは、1と3が混同されていたようにも思える。


また、一見、コミュニティに参加することが第一義的な目標のように思えて、反発感があった。つまり、コミュニティに属したいとかいうこととは全く関係のない、対象自体に対する興味は確実にあるわけで、そのコミュニティに属することは副次的なものなのではないかと。
しかし、コミュニティにおける「教養」は、たいていの場合、元々持っていた興味を深める方に向いているのだから、問題ないのかな、と納得した。


動物化について。
その辺で自由に排泄するのではなく、トイレで排泄するのは衛生的な問題があるから。もし、それを技術的に解決できるのであれば、許容されるのかもしれない。
つまり、様々な問題を抱えた「動物的振る舞い」を理性によって抑えることで様々な発展をしてきた(人間らしくなってきた)わけだけど、動物的振る舞いによる問題が技術的に解決されるなら、動物的振る舞いをする方を指向するのかなぁ、と思う。
ただ、性的なものについては微妙かも。例えば性病や意図しない妊娠は技術的に解決されるかもしれないけど、出産は新たに人間を増やすことに繋がるから、社会的な影響が生じる。つまり、育てていくための経済力や道徳観が必要になってくる。前者は社会システム(例えばベーシック・インカムなど)で技術的に解決可能かもしれないけど、後者についてはそう簡単ではないはず。だからサルのようにヤリまくるのが是とされるのは考えにくい。でも2次元で欲求を処理するってのはある意味正しいのかな、とは思うw


その他。

追記

続けて欲しいのに褒めるのを忘れていたので追記。読まれないとは思うけどw まぁ真ん中さんは正直ビミョーだったからどうでmげふんげふん
iPad関連についてはすごく納得した。やっぱりiPad触ってること自体が楽しくて、それを話題にするのが楽しいんだよねぇアレは。国産の電子書籍バイスが出ても買う気になんないもんなー。買う気になる仕様で出してくれないってのもあるんだけど。
編集者の権力については……あの流れだとカリスマ編集者がいればいいんじゃないの?とか思ったけど、堂々巡りだしなぁw 法的な手当ができるならしてもいいけど、そうしなきゃ生き残れないようなら生き残らなくていいんじゃないの、とも思うなぁ。特定業界を生き残らせるためだけの法整備なんてよくある話だけど、あんまり釈然とはしないし。でも文化的な生活を送るためなら……うーん難しい。
基本的に本が好きだけど、じゃあ何読んでるんだって言われたらラノベだしなぁ。最近は俺妹とか読み始めた。アレは面白いんだけど、小説として面白いかというとそうじゃないんだよね。もっとメタ的な文脈で面白い。純粋に内容が面白いっていうのは、最近読んでないかもしれない、と思うと、全然文化的じゃないような気もするし、逆に高度に抽象的なレベルで楽しんでいるという意味では文化的なのかもしれないし。


あれ、あんまり褒めれてないぞ(´・ω・`)
まぁ、こういうこと考えるきっかけとしては非常に面白く、示唆も色々あって、テーマもとっつきやすい、といったところが魅力なのかなw
あずまんとかは要求する「教養」レベルが高すぎてついていけないもんなー。