リアルとネットの架け橋

昨日、一昨日と研究室旅行で箱根に行ってきた。それなりに楽しかった。
今回の旅行ではモバツイッターでリアルタイムに「いまなにしてる?」を投稿し続けてみたわけだが、正直なところあまり感触はよくなかった。
というのは、どうしてもその場にいる人をないがしろにしてしまうから。
Twitterは明らかにネットの方を向いたサービスで、携帯なりなんなりを使って、それを見ている/投稿していると、その場にいるリアルな人々に対しては無関心であるかのように観察される。「観察される」の主体は、その場にいる他の人であったり、自分自身のゲッペルドンガーさんであったり。
ねとすたシリアス第1回の「カラオケOFFでの話」ではないが、「リアルで会っていながら、リアルの方を向いていない状態」が非常に気持ち悪い。将来的には、リアルの方を向いているのもネットの方を向いているのも同じになるような状態が、もしかしたら実現されるのかもしれないが、モバツイ程度では、まだそうはなっていないように感じる。それこそスカウターのようなインターフェイスが作られれば別だが……単に私がオールドタイプなだけだろうか?
Twitterに投稿しながらも、その内容は「いまなにしてる?」であり、気持ちとしてはリアルを向いているはずなのだが、そうは見えない、という矛盾。なんだろう、この「気持ちは彼女の方を向いているけどとりあえず仕事相手と電話しなきゃならないけど何故かむくれる彼女」的構図。sneg?


リアルとネットの間には、細い橋がいくつか架かってきてはいるが、まだ自由に往来するほどではなく、同一視するにはほど遠いなぁと感じる昨今。