分煙か禁煙か

  1. 【赤木智弘の眼光紙背】タバコが迷惑なら、子育てだって迷惑だ!
  2. http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20090417/1239925575

1の記事については、批判してる人たちと同じような感想を持った。それは、僕自身が嫌煙家であり、子を産み育て繁栄していくということを人類社会にとっての善だと捉えているからだろう。分煙やらなにやら、技術的なことはさておき、喫煙を許容するかどうかというのは、ある意味で社会の持つ余裕を示していると思うので、喫煙それ自体に反対ではないけど、子育てと同列に扱うものではない、と思った。その点で反感を覚えたのであって、喫煙所の設置とか嫌煙派のキチガイっぷりに対する主張については、全面同意である。
それで、2の記事を読んだ。ええと、赤木氏がワープアかどうかはどうでもいいんじゃないだろうか。それを知った上で読んでほしいと赤木氏が思ったのであれば、それを書くだろうし、書かなければならない。そうでない以上は、それを文脈に含める必要は無い*1。「タバコも子供も同列に金持ちの嗜好品に見えるくらいのワープアなのにこの寛容さ!おまえらも見習え!」とか言われても「ああ、そうなんだ」とは納得しがたいものがある。なぜ納得できないか?というのはうまく言葉にできないので説得力も何もないのだけど。


ホーム全面禁煙への流れというのは、結局のところ、JRが資本主義に基づく株式会社であるというところが原因だろう。喫煙所を設置するのにお金がかかり、喫煙所の清掃や吸い殻処理にお金がかかり、うるさい利用者に対するクレーム処理でお金がかかる。それならいっそ全面禁煙にしてしまえば、トータルのコストが下がるし、ある程度広い層に対してイメージアップに繋がる、という経営判断を下した。ただそれだけのこと。
ノイジーマイノリティであるファシスト嫌煙家だけが原因だと考えるのは浅はかではないかと思う。

*1:このあたり、文系では違うのかも。よくわからないけど。