Tabletalk

某所で酔っぱらいに貸し付けられたので読んだ(ぉ
まぁお互い酔ってたしね……


感想:ぷれいやーはすごいなぁ。ぼくにはとてもできない。るーらーはすごいなぁ。ぼくにはとてもできない。


……これはさすがにヒドいので、もうちょっとマジメに書く。
ちゃんとしたTRPGのリプレイ本を読むのは、実は初めてだった。電撃の作家が集まってやってるのとか、TRPG界隈の人ではなくてそれに近い業界の人が玄人素人混在で適当にやってる感じのはいくつか読んだことあったけど。
で、わかってるプレイヤーだとこうなるんだな、と。ちょっとした演出とかがおもしろい。アドリブ能力が高すぎる。ああいうのはルールに対する理解とキャラクターイメージの鮮明さから来るんだろうか。
とりわけ、京司/紫乃の人(中の人同じ……でいいんだよね)はうまいなーと思った。一人のキャラクターとしてドラマを持ちながらも、あくまでも脇役であるスタンス。ルーラーの予想を上回る《神業》使用のセンス。もちろん、それにアドリブで対応するルーラーも相当すごい。


なんというか、誰も彼もスキルが高すぎて現実味がない。もちろん自分がTRPG未経験だというのは非常に大きな要素だけど、それを差し引いても、「自分でもできる」感が全くない。
実際のところ、彼らはプロなわけで、これはプロスポーツ観戦みたいなもんなんだろう。彼らがやっていることを同じレベルでできると思ったら大間違いではあるのだが……
純粋にストーリーとして楽しめるものになっているだけに、どうも出来レースのような感じを受けてしまう。プレイヤー達があまりにもソツなく動きすぎていて、スリルあふれる展開も予定調和にしか見えない。
ダイスでなくトランプを使うという点で、予定調和的になりやすい・しやすいのかもしれない。ダイスはどうがんばってもファンブルする可能性は常にあるが、トーキョーNOVAの方式では手札から選べる・不要な札を不要な判定で捨てるなどして調整がかなり利く。戦略性が高いといえるが、先をかなり読めるプレイヤーが集まると不安要素が駆逐されてしまう。素人がやると楽しそうだけど……。
あとはルーラーの腕でもあるのだろう。毎度、何気なく達成値を提示しているが、うまく達成できたりできなかったりする値に設定するのは難しそうだ。数値に関してはだいたいセオリーがありそうな感じも受けた。15、18、21あたりは多く出てきたような。21が最高点だとしても本当に21段階刻まなければならないわけではないし、経験的に妥当な数値を提示しているのだろうか。


うーん、なんで分析してるんだろう……。結構的外れなこと書いてるんだろうなぁ。やれやれ。
簡単にまとめると、ストーリーとして、エキシビションとしておもしろかったが、実際に自分がプレイするということとは結びつかなかった、といったところかな。