感化

麻生「その後、ロンドンも上がってたろ、今日? 上げたろ、ロンドン? どうした、ロンドンは?」
記者「まだ確認を……」
麻生「……。ロンドンもう開いてるはずだけどね……。ロンドンも上げてると思いますよ。」

またかよ……。


どこかで読んだが、どうも首相のぶら下がり取材は慣例として、政治部の新人記者を割り当てるようになってるらしい。その慣例がすでにどうかと思う。
10/14は終始不機嫌そうだが、クソ忙しい中わざわざ時間を割いてやってるのに、相手がこれだけ準備不足ではそりゃ怒るだろう。就任当初はぶら下がりを拒否していたが、その理由もわかるというもの。マスコミはぶら下がり拒否に対して激しく反発したが、やって欲しいのなら相応の対応をするべきだろう。首相に説明責任があるのと同じレベルで、マスコミ側もしっかりと準備して中身のある情報を引き出す責任があると思うのだが。何のために一般の国民とは異なる「取材特権」を与えられていると思っているのか。


ちょっとだけ期待するのは、こういうやりとりから新人記者の皆さんが首相に感化されたらいいな、ということ。つまりしっかりした準備をして、報道としてのスキルを高めようと努力してくれたらいいな、と。
上司が腐ってるのは鉄板なので、新人たちが、感化されて努力するorふて腐れて上司に迎合する、のどっちかで将来のマスコミのクオリティが変わってくるだろうな、と。
新人の皆さんにはぜひがんばってもらいたい。「マスコミの成長観察日記」タグがギャグだけで終わらないことを心底願う。