心霊現象とか

心霊現象は、既存の科学的手法が通用しないものだと仮定する(仮定1)。
しかしそうは言っても、目で見るためには眼球に光を送らねばならず、そのためにエネルギーを消費する。あくまでも網膜で電磁波を捉えているのだと仮定すると(仮定2)、何らかのエネルギー消費が観測できなければ存在するとは言えない(仮定1と2の帰結)。
網膜ではなく、脳に直接何らかの信号を送っていると仮定する(仮定2')。しかし脳での信号のやりとりは、シナプス間での電荷移動や脳内物質のやりとりと密接な関係にある。ここでやはりエネルギーが必要となり、それが観測されなければならない(仮定1と2'の帰結)。
脳ですらなく、霊魂的なものに働きかけていると仮定する(仮定2'')。ということは、脳を含めた肉体的損傷に関わらず見えるはずである(仮定3)。例えば後天的に視覚を失った人でも、健常者と同じように見えなければならない(仮定1と2''と3の帰結)。
霊魂が肉体の損傷に影響を受けるとする(仮定3')と、……これはさすがに検証手段が思い当たらないなぁ。