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暖かくなってきた。春分を過ぎ、もはや昼の方が長い。
いずれは夏至に至り、暑さも過ぎる頃に秋分となり、クリスマス前には冬至が来る。そして寒さを乗り越え、また春がやってくる。
そんな変化も、ただ地軸が23.4度傾いているために起こるだけのことだ。地上人の感傷など素知らぬ顔で、今も第3惑星は多くの摂動を受けながら、楕円軌道を周遊する。
人間の活動域など、せいぜいが地表面から上下数km圏内。人工衛星を含めても、高々数万kmに過ぎない。公転軌道スケールから見れば、人間の活動など些細なものだ。
我々はちっぽけな存在に過ぎないのか? そうかもしれない。そうでないかもしれない。
はっきりしていることがある。宇宙的スケールから見てちっぽけであろうとそうでなかろうと、我々は今、ここに生きている、ということ。ここに、この宇宙に、この地球に、この大陸に、この島に、この町に、この家に。それがすべてとは言わない。だがそれで十分だ。
だから悲観することはない。世界から見ていかにちっぽけな存在であろうと、自らを蔑む必要はない。不遇を嘆く必要はない。
今、他でもないここに、幸せに暮らしていること。それだけで、十分ではないか?




ふぅ。根拠も論拠もない文章を書くのはチョロいぜ(ぉ