ゲームをやっていて楽しいのは、それが自分の知らないことだからだ。
知らない世界。知らない人間。知らないストーリー。
それは、知識という名の下にカテゴライズされ、記憶にしまわれる。生きている限り。忘れない限り。
その「知識」は、ただ「知る楽しみ」のためにだけ存在する。半永久的な性質を持つものに、刹那的な価値しかないという矛盾。
今の俺は刹那を継ぎ足して生きているに過ぎない。つぎはぎだらけで、空虚だ。