エチルアルコールC2H5OHは体内で酸化されてまずアセトアルデヒドCH3CHOとなり,さらに酸化されて酢酸CH3COOHとなります.1回目の酸化でできるアルデヒドは人体に有害で,2回目の酸化を行う酵素が足りないと悪酔いします.こういう人が下戸なわけです.
ここまではわりとよく知られた話.
ところで,ワインを寝かせすぎると酢になってしまうそうですね.
酢というのは要するに酢酸水溶液+αですよね.
おそらく少しずつ酸化していくことでワイン→酢となるのでしょう.
ということは.
酢になるちょっと前のワインはアセトアルデヒド水溶液なのか!?
とか思ったりしました(´・ω・`)
実際にはアルデヒドはかなり不安定な物質で,アルコール→アルデヒドよりもアルデヒド→酸の方が反応が速かった気がするので全然そんなことはないんでしょうけどね.不安定だからこそ細胞とかと反応しやすく,それで有害だというわけなので.
益体もない妄想でした(´・ω・`)