文系と理系

世の中の風潮として,理数系科目に強い人が理系で弱い人が文系だと思われているように思う.
逆ではダメなのだろうか?
文才があったり,芸術の面に強い人が文系でそうでない人が理系では?
ここで問題なのは「どちらの才もない人」の存在であるように思う.
僕の経験上,中学校までの文系科目は,記憶力を鍛えて文章を多く読むことで,ある程度こなすことが可能である.学習が進んでも,以前に身に付けた能力をそのまま流用でき,新たに何かするということがあまり必要ない.
これに対し,理系科目は概念の理解が必須である.そのため,あらたな単元ごとに概念をひとつひとつ習得せねばならない.実際にはある程度共通するものがあるので,それを手がかりに定義と推測に基づいて理解し,問題をこなすことで理解を深めることになる.
ところが,(一般的な概念における)文系の人は共通概念を自力では見つけられず,また教えられても理解できない場合がある(実際には理解しようとしていないだけである).このため,理数系科目を公式の暗記のみで乗り切ろうとしている.初歩的な問題ならこれでも何とかなるが,応用的な問題となるとすぐにつまづいてしまう.
以上を前提とすれば,「どちらの才もない人」はすべからく文系の方へ行ってしまう*1
結果,このような状況なのだろう.


とか一人で勝手に考えて納得してみました.

*1:中には例外もいるかも.最近は自分がそうなのではないかと……(´・ω・`)