うつ

心理学は俺にあわない
「うつは本人の責任だから本人が何とかしろ」というのは、「不注意で大けがをしたのは本人の責任だから本人が何とかしろ」というのと同じじゃないだろうか。
明らかに本人の責任であっても、手をさしのべるのが医療なんだと思う。それは、人間には「人間らしい(少なくとも)最低限度の生活を送る権利がある」というのが世界の(政治の)大半を占める思想で、本人の責任で生死に関わるような怪我や病気になったとしても助けてあげよう、という風潮だから。
それを否定するということは、完全に弱肉強食の世界を望むということ。まぁ自然の摂理としては正しい。しかし本当にそれを望むのか?


それは程度問題だ、とも思う。どこまでは自己責任で、どこからは不可抗力として処理するのか、決めているのは医者達なんだろう。うつ病はそれが疾患だと認められたから治療対象になった。認められていなかった頃には、まさしく自己責任として捉えられただろう。
どのような理由で認めたのかは専門ではないのでよくわからないが、そこに納得がいかないというのであれば、仕方ないことなのかも。
どこまでは自己責任で、どこからは不可抗力なのか。線引きは人それぞれなんだろうな。